実務経験を積んで仕事をしながら一発合格
こんにちは。管理栄養士さむちゃんです。
このブログに辿り着いた方は今現在栄養士で管理栄養士国家試験を受けようか、どうやって勉強しようか悩んでいている方が多いのではないでしょうか。
結論、働きながら合格できます!!!!
私自身も残業して働きながら取れるのか?学生のときからもう勉強離れているけど大丈夫だろうかと思っていましたが、絶対に合格してやるという強い意志で一発の受験で合格しました。
私が受かったのは第37回管理栄養士国家試験です。
当時の仕事の状況は厨房内の現場責任者もやり、一部調理、発注、献立、帳票類、検品、等々の業務で毎日体力を使いパソコンもしつつという感じで月に30時間ぐらいの残業をしていました。
シフト制で休みもバラバラな勤務でしたが出勤している日は3時間ぐらい、休日は6~8時間ぐらいの勉強時間でした。
似たような境遇の方もいると思うので、私の勉強方法や体験談をお伝えしようと思います。
この記事は次のような人におすすめ!
・今現在栄養士さん
・管理栄養士国家試験に合格したい
・働きながら合格したい
・既卒でも一発合格したい
・勉強方法に悩んでいる
勉強いつから始めた?
栄養士の学校を卒業して丸4年が経った4月からゆるく始めました。
なのでトータル11ヶ月勉強していたことになります。
このとき過去問は全く自分に基礎がなく何がなんだかで一切解けませんでした。
用語も全然覚えてない、解剖生理学や臨床栄養学も過去の授業でやったとはいえ記憶の彼方。
ギリギリ給食経営管理論は実務してるからわかる問題もあるかな。
そんな状態からのスタートでした。
買った教材は3冊だけ
よく管理栄養士取得するためのコースの教材がありますよね。
10万円以上したりするやつ・・・
あれは一切買っていません!!!!
絶対に自分にあった参考書を本屋さんで探して絞り決めたほうがいいです。
高いお金だそうが出さまいが、勉強するのは自分です。
高額支払って受かるならいいですが結局自分がやりやすい教材が一番ですね。
実際に私が使ったものを紹介します。
いちばんやさしい管理栄養士国家試験合格講座
まずはこれをひたすらに読み込みました。
内容は話し口調で説明されており、学生の時にやったであろうことがわかりやすく書かれていて基礎が足りないなと思う方はこれがはじめにおすすめです。
または過去問を解こうと思ってもなかなか理解が追いついていないなと感じる方もここからやると近道だと思います。
1日1講義で90日と書いてありますが、どんなに疲れていてもこれだけは絶対読むぞと毎日読める限りの項目は読んで何周もしました。
毎日読み始めたのは6月頃からです。試験直前まで読み込みました。
働いていると丸々休みの日は受験日までにそんなに多くないと気づき、友人と遊びに出かける日もバッグに入れて一人で電車に乗ってる行き帰りなどはこれを読んでいました。
クエスチョン・バンク管理栄養士国家試験問題解説
実際に過去問を解いて力をつけたのはクエスチョン・バンク(通称QB)です。
これは10月1日から取り掛かり始めました。
問題をまずは解いて答え合わせをしたら合っていても間違っていてもその問題文を正しい文章に直してノートに書いて私は覚えました。
1問に大体5つの文章があるので全部。
書いて覚えるタイプの方はこのやり方おすすめです。
問題のページにそのまま解説があるので解いた直後に読んで理解を深めていくのがやりやすかったです。
このQBの使い方に問題を3周は解きましょうと書いてあったのですが、既卒の私は3周では全く足りませんでした。
科目によりますが最低5周、多くて7周しました。
個人差はもちろんあると思いますが、既卒だとこれぐらいやらないと身につかないのではないでしょうか。3周と言わず自分の納得行くまで解けると力になります。
また科目を順番に前からやらなくても、解きやすいところから科目別に取り組んでも大丈夫です。
人体の構造と機能及び疾病の成り立ちを解いたあと類似している臨床栄養学をやったり
応用力試験は休みの時間のあるときに、などとやり方は自由にしていました。
レビューブック管理栄養士
クエスチョン・バンクでもわからない用語や理解しきれないものはこのレビューブックで調べて知識を固めていきました。
レビューブックは1から読んだりとかはせず、自分の苦手な分野だけ読み込み、辞書のように使うという形です。
また試験直前に見直したいページに付箋や目印を付け、すぐ確認できるように活用しました。
使った教材まとめ
いちばんやさしい管理栄養士国家試験合格講座
クエスチョン・バンク管理栄養士国家試験問題解説
レビューブック管理栄養士
受けた模試は2社
模試はSGSさんと東京アカデミーさんの2つを受けました。
SGSさんは郵送タイプの自宅受験、東京アカデミーさんは現地でした。各社2回ずつ。
たくさん模試を受ける必要はないと思いますが、1度は現地で実際のスケジュール通りに受けると当日のイメージが湧くので受けると良いと思います。
実力を知るというよりは、当日の流れ、時間配分、自分に必要な持ち物、服装、お昼ご飯や間食の準備などが見えてくると思うので、当日焦らないよう対策ができます。
国試はシャーペンが使えないので鉛筆を用意したり、間食用に手が汚れにくいチョコを買ったり、カイロを多めに持っていったりなど、模試の時点で備えを整える練習をすると良いでしょう。
特に既卒だとこういった機会が久しぶりだと思うのでぜひ1回は受けてみてください。
そして模試の結果ですが、私は最高得点は97点で1度も合格点の120点に到達したことはありません。
本番ギリギリまで力は伸びるので模試で120点いかなくても諦めないでください!
また模試の復習は1回で十分でした。国試の内容とは違った難易度なのでやり込むよりはサラッと復習して過去問に時間を掛けるほうが効率的です。
・受ける模試は1~2社がおすすめ
・1回は現地で受験する練習を!
・120点いかなくても諦めない
YouTubeも活用
毎日の通勤時間と帰宅後ご飯を作りながらYouTubeを再生して耳から覚えていました。
こちらの管栄通宝さんのチャンネルです。大変お世話になりました。
このチャンネルにある「耳から覚えるシリーズ」を特に何度も聞いて覚えたおかげでかなり過去問題に対応できるようになりました。
息抜きに見るのも動画の長さもちょうどよかったです。
とにかく既卒で仕事をしながら勉強するとなると、いかにスキマ時間や朝夜の時間をうまく使えるかでかなり変わってきます。机に向かって勉強できないけど時間があるときは積極的に活用してみてください。
資格試験としての勉強を
この国家試験を受かるにはとりあえず、120点以上あれば受かるんです。
受験勉強とは違って定員もなく誰かと競ったりしません。
自分自身が頑張れば誰でも合格できる試験です。
私は割り切って、知識の深堀りの追求はせずこれはこういうものなんだと覚えてしまいました。
学問としてはわからないところを追求し理解を深めるのが理想ですが、とりあえず覚える!
どうしても理解しにくいところはよく調べてという感じに進めました。
1つ1つ覚えて丁寧にやりたくなる気持ちもわかりますが、既卒は本当に時間がありません。
合格して自分が管理栄養士として働くフィールドで必要な知識をその時に学んで覚えるのでも十分だと思います。
過去問で出題されているものを優先して正文を覚える。これでかなりの得点アップに繋がります。
またやり進めているうちに自分の苦手科目も見えてくると思うのでそこを重点的に取り組むと良いでしょう。
そして個人的に記憶力が定着したなと思ったのは夜に取り組んだ問題を次の日の朝に復習から始めることです。
夜に解いた問題の正文を書いたノートを朝の出勤前に読み返すだけで昨日やった内容がかなり定着します。
ぜひこの方法は試してみてください。
夜に取り組んだことを次の日の朝に見るだけでもOK
出勤前におさらいするだけで定着力アップ!
最後に
既卒で仕事をしていると本当に時間の捻出が大変で忙しいと思いますが、たった1年頑張って勉強すれば管理栄養士国家試験の合格は可能です。
当たり前ですが、一度取得すれば一生名乗れる免許です。
私はこれからの栄養士人生絶対あったほうが道が広がると思い取得を目指しました。
周りに受験する人もおらず、同じ職場の人にも受験することはほとんど話していなかったため(もし落ちたら嫌だから)勉強中は孤独もありましたが、こんなに勉強する期間が長くなればなるほど辛いと思い、絶対に一発合格するぞとモチベーションを保っていました。
そして受験日のときまで勉強していれば実力は伸び続けます。
年明けぐらいに模試の合格ラインにいなくても大丈夫です。諦めるのは本当にもったいないです。不安になるかもしれませんが自分が今までやった参考書や問題集をひたすらに取り組んでください。
この記事を読んで今既卒で受けようか悩んでいる方、どうやって勉強を進めようかと模索中の方などに少しでも背中を押すことができたら幸いです。
みなさんが管理栄養士国家試験に合格できるように応援しています🌸
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